脳梁欠損、発達障害 ジェイデンのサクセス・ストーリー ジェイデンが歩いた健常への道をお母さんが語ります

  

フィラデルフィアに来たよ
  

ジェイデンが生れてからこれまでのことを思い起こすと、まず浮かぶのは人間能力開発研究所を初めて訪れたときのことです。

初めて機能評価を受けたのですが、ジェイデンは読む、理解する、腹ばい高ばい、歩く、言語の合計6つのヴィクトリーを獲得しました。
プログラムを始めてからまだ3年4か月しか経っていなかったので、できることは何もないと神経科の医師に言われたとき絶望的な気持ちになった私と夫には想像さえしなかったことでした。

ジェイデンは妊娠37週間に自然分娩で生まれました。

普通の赤ちゃんに見えましたが、とてもおとなしい子でした。
すでに子どもが二人いましたので、私たちは仕事や家事で毎日忙しくしており、ジェイデンの成長や発達については、それなりの時間はかかるものだと思って、あまり気にかけてはいませんでした。
ところが新しくジェイデンを担当することになった小児科医は、ジェイデンが寝返りしないことや、目の前に置かれたものに手を出さないことなどに目をとめたのです。
小児神経科医のチームによる詳細な検査がおこなわれ、最初の診断は脳梁の部分的欠損というものでした。
生後10か月のときには、広汎性発達障害および低緊張と診断されました。
この状態を改善する手段はないと聞かされて、私たちは絶望的な気持ちになりました。

それでも勧められるままに週に一度の理学療法と作業療法を受け始めましたが、1年ほど経ってもほとんど変化はありませんでした。
その間も、何かできることはないかと探し続けました。
そして2015年の5月に、ついに人間能力開発研究所を探し当てたのです。
ここのプログラムをおこなっている子どものお姉ちゃんで、レアという名前の4歳の子のおかげでした。

レアと妹のアデールについてお読みになりたい方は、ここをクリックしてください。

マレーシアの家族の希望と愛の物語

人間能力開発研究所のウェブサイトには、治療プログラムをおこなった子どもたちのサクセス・ストーリーがたくさん掲載されています。

子どもたちの成果は、可能性を感じさせるものでした。

その年7月に「あなたの脳障害児になにをしたらよいか」コースがシンガポールで開催されることを知り、私たちはすぐに申し込みました。
ジェイデンは1歳8か月になっていましたが、動けない、話せない、さらに風邪をひきやすく、月の3週間は病気という状態でした。

このコースで私たちは「脳は使うことで成長する」ことを学びました。
脳に適切な刺激を与え、機会を与えれば、問題の症状は軽減し、消失することもある、というのです。
私たち自身がおこなった最初の機能評価では、ジェイデンの障害は重度で、脳の両側のいろいろなところに拡散していて、大脳皮質と中脳の障害という結果になりました。
ジェイデンの生活年令は20.4か月、それに対し脳の発達年齢はわずか10か月でした。
マレーシアから戻った私たちは、コースで学んだことをすぐに実践し始めました。

成果は目を見張るものでした。

食生活を見直した結果、息子の健康状態は大幅に改善しました。
月に3週間は病気をしていたのに、具合の悪いのは1週間だけになり、健康状態は良くなっていきました。

聴覚、触覚、認識度、運動面で向上しました。

聴覚のプログラムも数か月おこない、聞き取りの遅れが解消されました。
砂、草、葉、ふわふわしたものなどへの過敏を克服するための触覚のプログラムによって、以前より周囲の物事によく反応するようになってきました。
3か月後腹ばいをし始め、5か月後伝い歩きをし、6か月後には高ばいが始まりました。

  

お兄ちゃんとお姉ちゃんが先導します
  

この結果に私たちは勇気づけられ、その後2年間にわたってレクチャーシリーズIIとIIIを受講しました。
レクチャーノートと4冊の本「赤ちゃんに読みをどう教えるか」「赤ちゃんはいかに賢いか」「赤ちゃんに百科事典的知識をどう与えるか」「赤ちゃんに算数をどう教えるか」に助けられ、ジェイデンの嬉しい進歩は続きました。

知性面では読み百科事典的知識算数などすべての分野で進歩が見られました。

運動プログラムを続けながら、ジェイデンが2歳2か月のときから、単語の読み、ビッツカード、算数のプログラムもおこないました。
これまでにビッツは2400枚ほど見せましたし、数式も数千は教えました。
本が大好きで「Diary of a Wimpy Kid (日本語版:グレッグのダメ日記)」のシリーズがお気に入りです。

  

3歳4か月のジェイデン
大きな文字の本を読んでいます
  
ジェイデンにとってうれしいことは
本読み、ビッツや算数がたくさんできること

社会面の成長の分野では、お兄ちゃんとお姉ちゃんがジェイデンを引っ張っています。

私たちにはジェイデンの兄と姉というとても優れた助手が二人います。
ジェイデンは二人のことが大好きで、生まれて初めての親友でもあるのです。
だから二人の言葉や動きをまねするのです。
二人は、よじ登り、横転がり、前転、垂直梯子などのお手本を見せてくれます。
二人が近くにいると、ジェイデンの運動プログラムがやりやすいのです。
二人の応援の声を聞くと、ジェイデンは自分も話したくなるようです。
ごっこ遊びも二人から学びます。
ベッドに寝ているだけの「赤ちゃん」や「患者」の役は卒業して、「生徒」やお客様にサービスをする「ウェイター」の役をするようになりました。
二人のおかげでジェイデンは、これまでの自分の世界から外に出ようとしているのです。

  

他の人々とどのように接するかを学びます
 

人間能力開発研究所の指導や友人と家族の支援、そして自分自身の協力と頑張りが一体となり、ジェイデンが前進していることは、このうえないよろこびです。

  

ジェイデンの成長と進歩

機能は構造を決定する

McDonald のMがわかるところから、年齢レベル以上のものを簡単に読めるまでになりました。

「食べる」と「ミルク」が理解できるところから、常に1~2段階の指示に従えるようになり、年齢レベル以上の本を読んですぐに理解できるようになりました。

動けなかったところから、腹ばいをし、高ばいをし、歩けるようになり、走り始めています。

“mum-mum” (食べる) と “nen-nen” (ミルク)の二語が言えるだけだったところから、50語ほどを話せるようになりました。

視覚、聴覚、触覚はほぼ問題なくなりました。

健康状態も大幅に改善されました。

   

家族みんなが一緒に成長しています
  

ジャネット・ドーマンも言っているように「人生で確実と言えるものはありませんが、チャンスはあるのです。」
私たちの息子がよい成長を遂げるための多くの機会を与えてくださった人間能力開発研究所に出会えたことに、感謝します。

私たちのような家族のために存在していてくださることにお礼を申し上げます。

  

ジェイデンが歩んでいる「健常への道」の
素敵なビデオをご覧ください